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動詞文型調査9
(以前の「動詞文型調査9」は「複合動詞 文型用例集」として作り直されました。
こちらをご覧ください。)
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動詞文型調査9
(目次準備中)
あおざめる あがく あがめる あかるむ あきなう あざわらう
あせばむ あてがう あぶれる あまんじる ありがたがる
あわだつ あわだてる いじくる いちづける いやす いらだつ
うごめく うずまく うずもれる うすらぐ うつぶす うつむける
うなされる うなだれる うむ膿む うめく うもれる うらづける
うるおす うれしがる うろたえる うわずる うわつく うわむく
おされる おしがる おっくうがる おどける おとなびる
おめにかける おもしろがる
かえりみる かくまう かこう かざす かじかむ かすれる
かたちづくる かちあう かっきづく かどわかす かなでる
かぶさる からかう からまる からめる かられる かんづく
きたす きにいる きにする きにある ぎむづける きよめる
きわだつ くじける くたばる くちにする ぐちる くつがえる
くらう ぐらつく くりぬく くるまる けがす けがれる
けしかける けちる けっする けむたがる けむる げんきづける
こさえる こじあげる こづく ことづかる ことにする ごねる
こびりつく こびる
さきがける さげすむ さずかる さびしがる ざわつく ざわめく
したまわる じゃれる しょいこむ しらける じらす しわける
すがる すく透く すくむ すくめる すだつ すねる ずばぬける
すぼめる ずりおちる すわる据わる せっぱつまる せびる
そくする そそのかす そなえる供え そむける そらす反らす
たかなる たかぶる たかる たしなめる たじらおぐ たたえる称え
たたえる湛え ただよわす たつ断つ たてつく たなびく たびだつ
だぶつく たぶらかす たむろする たやす だらける たる
ちからつきる ちぢこまる ちなむ ちゃかす つかさどる つく搗く
つぐむ つづる つどう つよがる てっする てばなす てまどる
てわたす てんじる とうじる とおざける どかす ときめく
どく とどろく ともる どもる どよめく
なじむ なびく なまる ぬるむ のける のろう
はぐれる はじける はなつ はばかる はらむ ひかれる ひるむ
ふうじる ふやける ふらつく ぶらつく べたつく へつらう
ほうっておく ほぐす ほぐれる じょしがる ほそめる ほっする
ぼっする まみれる まよわす むかつく めぐらす めとる
もたつく もてあます
やつれる やられる やわらげる ゆがめる ゆだねる よびる
よじれる よどむ
1271
あおざめる
ものガ (ものニ)
ベッドに横たわった彼の顔は、ひどく青ざめていた。
恐ろしさに、顔色がみるみる青ざめた。 さっと すうっと すっかり
彼女の青ざめた顔が、それを聞いて一瞬明るくなった。
緊張・苦痛・恥ずかしさに いくらか 心持ち
1272
あがく
人ガ
どうあがいても、学歴がないと企業社会では出世できない。
いくらあがいてもムダだ。俺たちはここからはい上がれないんだ。
あがけばあがくほど、かえって泥の中に沈んでいった。
泥沼の中で 必死に・じたばたと・ひたすら
1273
あがめる
人ガ 人・ものヲ (ものト)
神をあがめて敬虔に、つましく生きてきた。
この部族は、熊を神の使いと崇めて大切にしている。
祖先・蛇・雷神を 人を命の恩人と
1274
あかるむ
ものガ
東の空がかすかに明るんできた。
吹雪の夜が過ぎ、明るみはじめた空を見上げて、これで助かったと思った。
心・表情・ほおが ほのかに・うっすらと・ぼうっと
1275
あきなう
人ガ ものヲ
十年前に店を出して、生活に必要なものを手広く商ってきました。
果物・材木・食料品・日用品・日用雑貨・古道具を
1276
あざわらう
人ガ (人の)ものヲ
人々に失敗を嘲笑われ、彼は失意のどん底に落ちた。
運命は私の努力を嘲笑うかのように、過酷だった。
愚かさ・心の狭さ・趣味の低さを 鼻先で
1277
あせばむ
(人の)ものガ
彼女は緊張でひたいが少し汗ばんでいた。
真夏の太陽の下を歩いていくうちに、体中が汗ばんできた。
顔・足・からだ・背・背中・全身・手のひら・はだ・脇の下が
かすかに・うっすらと・しっとりと・軽く・じっとりと・冷たく・べっとりと
1278
あてがう
人ガ ものニ ものヲ
傷口にガーゼをあてがった
腰に手をあてがってじっとしていた 目尻にハンカチを
油紙・ガーゼ・クッション・おむつ・毛布
人ガ 人ニ ものヲ
泣く子に 絵本・おもちゃをあてがう
あいつらには食い物と酒をあてがっておけ
1279
あぶれる
人ガ ものニ
仕事にあぶれてしまって収入がない 職・働き口に
1280
あまんじる
人ガ ものニ
与えられた役割に甘んじて、上を目指さない人が多い。
決勝で敗れ、惜しくも二位に甘んじた。
今の境遇に甘んじていてはいけない。夢を持て。
ひどい待遇に 脇役に 薄給に
現状・現在の立場・下請け・搾取・次点・三位・最下位に
ありがたがる
人ガ
大したことではないのに、彼らはずいぶんありがたがっていた。
あわだつ
ものガ
この洗剤はよく泡立つ。
汚水の中でガスが発生し、ぶくぶくと泡立っていた。
海面・波が
あわだてる
人ガ ものヲ
洗剤を入れ、少し泡立ててから洗濯物を入れます。
卵の白身をよくかき混ぜて、泡立ててください。
いじくる
人ガ ものヲ
赤ん坊がおもちゃをいじくって遊んでいる。
洗ったカップを汚い手でいじくらないで。
(類)いじる
いちづける
人ガ ものヲ (ものト/ニ)
この商品を我が社の重点商品と位置づけて、盛大に宣伝していきたい。
条約改正問題を近代史の中でどう位置づけるか。
前哨戦と たたき台と 目玉と 重要課題に
いやす
ものガ 人・ものヲ
この絵を見ていると、(心が)いやされる。
ペットは人間関係に疲れた心をいやしてくれる。
いらだつ
人ガ (ものニ)
あの人の話を聞いていると、どうもいらだってくる。
相手の態度にいらだつ心を抑えて説明を続けた。
お前の笑い方は人をいらだたせる笑い方だな。
うごめく
人・ものガ
小さな虫が穴の中でうごめいていた。
人々がビルの谷間でうごめく。
うずまく
ものガ (所ニ)
窓の外は嵐が渦巻いている。
船が大波を受けて大きく揺れ、渦巻く水の流れに放り込まれた。
会議室の中は、さまざまな思いが渦巻いているようだった。
うずもれる
ものガ (所ニ)
遊び回っていた子供の靴がない。あちこち探すと、子供の靴は落ち葉の中に埋もれていた。
埋もれた才能を探し出すのが、私たちの仕事です。
うすらぐ
ものガ
ようやく寒さが薄らいできたようです。
ずいぶん昔のことで、記憶が薄らいできている。
うつぶす
人ガ 所ニ
我々は草むらの中にうつぶして、敵に見つからないようにしていた。
母はふとんにうつぶしたまま、顔を上げようとしなかった。
うつむける
人ガ ものヲ
顔をうつむけて黙り込んでしまった。
一度上げた顔をまたうつむけた。
うなされる
人ガ ものニ
嫌な夢にうなされて飛び起きた。
何かうなされていたけど、大丈夫?
うなだれる
人ガ ものヲ
犬は首をうなだれてじっとしたままだった。
ほら、うなだれていないで、元気出せ!
うむ
ものガ
よく洗わなかったので傷口が膿んでしまった。
消毒しておかないと、膿んでひどくなるよ。
うめく
人ガ
傷ついた兵士は、苦しそうにうめいていた。
あまりの痛みにうめき続けた。
うもれる
ものガ ものニ
砂の中に埋もれていた遺跡を掘り出した。
私の才能は50年間埋もれっぱなしだ。
うらづける
人・ものガ ものヲ
この推測を裏付けるデータが必要だ。
見事な成功が、彼女の見通しの確かさを裏付けている。
うるおす
ものガ ものヲ
ゴクゴクと井戸の冷水を飲んで、のどを潤した。
大地を潤す待望の雨だ。
うれしがる
人ガ
その知らせを聞き、みんな嬉しがって泣いた。
みんな戦争の勝利をうれしがっているが、戦死者のこと忘れてはいけない。
そんなつまらないことで嬉しがるんじゃない。
うろたえる
人ガ
このぐらいのことでうろたえるな。
みんなうろたえてしまって、何もできなかった。
うわずる
ものガ
声がうわずっていて、いかにも緊張しているのがわかった。
彼女はうわずった声で、興奮気味に話していた。
うわつく
人・ものガ
浮ついた考え方では何もできない。
最近、浮ついているぞ。しっかりしろ。
うわむく
ものガ
9月に入って、景気が上向いてきたようだ。
上向いてきた売り上げが、また伸び悩んでいる。
おされる
人ガ ものニ
相手の勢いに押されて、得点を許してしまった。
彼女の迫力に押されて何も言えなかった。
おしがる
人ガ
失敗を惜しがっていると、次の仕事に集中できない。
監督は2点目の失点を惜しがった。
おっくうがる
人ガ
おっくうがっていないで、散歩でもしてきなよ。
片付けをおっくうがっていたら、机の上はゴミの山になった。
おどける
人ガ
おどけた顔をして、子供を笑わせようとした。
おどけてばかりいると、そういうヤツだと思われてしまうよ。
おとなびる
人ガ
大人びた子供はどうも好きになれない。
大人びた話し方をする子だね。
おめにかける
人ガ 人ニ ものヲ
珍しいものをお目に掛けましょう。
おもしろがる
人ガ ものヲ
祖父は孫のあどけないウソを面白がっていた。
子供たちは私の話を面白がって聞いてくれた。
かえりみる 省
人ガ
あなたは今回のことに、自ら省みて恥ずべきことはないか。
私はある出版社に就職してから、日に三度、自分の行いを省みることにした。
かくまう
人ガ 人ヲ (所ニ)
犯人をかくまった罪で起訴された。
ここでは、暴力的な夫から逃げてきた女性をかくまっている。
かこう
人ガ ものヲ (ものデ)
穴の周りを柵で囲って、子供が誤って落ちないようにした。
丈夫な金網で囲われた中でボールを打っている。
かざす
人ガ ものヲ
彼らは、手をかざすだけで病気が治ると言って金をだまし取っていた。
かじかむ
ものガ
寒くて手がかじかんでしまい、字が書けない。
かじかんだ手を、母が温かい手で包み込んで暖めてくれた。
かすれる
ものガ
プリンターのインクがないらしく、字がかすれている。
当選した政治家は、毎日の演説のためにかすれた声で話し始めた。
かたちづくる
ものガ ものヲ
4つの大きな島が列島を形作っている。
この作品は、多彩な色と形の組み合わせで、一つの心象世界を形作っている。
かちあう
ものガ ものト
予定がかち合ってしまった。何とか調整しないと。
委員会の日にちがかち合っていますね。どちらかを動かしましょう。
日にち・スケジュールが
かっきづく
ものガ
株価の上昇で市場は活気づいていた。
世論がもう少し活気づかないと成功しない。
かどわかす
人ガ 人ヲ
金持ちの娘をかどわかして身代金を要求した。
あの子がかどわかされたなんて、どうせウソだよ。
かなでる
人ガ ものヲ
オーケストラが美しい曲を奏でていた。
さわやかなメロディーを奏でてくださったのは、軽音楽部の皆さんです。
かぶさる
ものガ ものニ
大きな木の枝が屋根の上にかぶさっている。
医師が患者の上にかぶさるようにして目を覗き込んだ。
からかう
人ガ 人ヲ
子供が大人をからかってはいけない。
先生が生徒にからかわれて腹を立てた。
からまる
ものガ ものニ
ひもが絡まってほどけない。
ロープが足に絡まり、動けなくなった。
からめる
人ガ ものニ ものヲ
寒天にみつを絡めて食べる。
その件は、こっちの問題とからめて話したほうがいい。
かられる
人ガ ものニ
ノーベル賞を取りたいという強い思いに駆られて物理学の勉強を始めた。
衝動に駆られ、犯罪を犯してしまった。
かんづく
人ガ ものニ / 人ガ 文ト
ワナ・落とし穴に 感づいた。
木の陰に隠れていたが、相手に感づかれた。
私の態度で、「これはダメだ」と感づきそうなものだが。
部屋の外に人が立っているのに感づいた彼女は、窓から逃げようとした。。
きたす
ものガ ものニ ものヲ ? 姫野参照
とうとう日常生活が破滅をきたした。
経済に混乱をきたすのは目に見えている。
きにいる
ものガ
この店の味付けが気に入っているんです。
条件が気に入らなけりゃ、やめなさい。
きにする
人ガ ものヲ
そんな小さなことを気にしてはいけない。
まあ、気にしない、気にしない。
きになる
人ガ 人・ものガ
どうもあの娘が気になって本に集中できない。
ゆうべはなぜか時計の音が気になって眠れなかった。
ぎむづける
人ガ 人ニ ものヲ
憲法ですべての国民に15歳までの教育を義務づけている。
寮生は、毎週3時間の寮の仕事を義務づけられている。
きよめる 姫野参照
人ガ ものヲ
おはらいをして、部屋を清めてもらった。
滝に打たれて身も心も清め、神に祈った。
きわだつ
ものガ
展示室に並べられた作品の中で、その絵の美しさは際立っていた。
彼の能力は、同年代の研究者の中で際立っていた。
くじける
人ガ
こんなことでくじけてはいけない、と思い直した。
くじけそうになっても、また頑張ってきた。
くたばる
人ガ
こんなところでくたばってたまるか、と思って戦火の中を潜り抜けた。
お前のような奴は早くくたばってしまえ。
くちにする
人ガ ものヲ
そんな言葉を口にしてはいけません。
食べ物を口にしようとして、ふと手を止めた。
ぐちる
人ガ ものヲ
いい大人が仕事や上司のことを飲み屋で愚痴っているのはみっともないものだ。
母が来て、30分ほど嫁のことをぐちって、また元気に帰っていった。
くつがえる
ものガ
船は大波を受けて覆り、人々は暗い海に放り出された。
審判の誤審だと強く抗議したが、判定は覆らなかった。
くらう
人ガ ものヲ
うちの亭主は大飯をくらって寝てばかりで、ちっとも仕事をしない。
一発パンチを食らって目が覚め、最後は相手をノックアウトした。
ぐらつく
ものガ
乗っていた台がぐらつき、落ちそうになった。
奨学金がもらえなくなり、私の将来の計画がぐらついてきた。
くりぬく
人ガ ものニ ものヲ
まず、板に穴をくりぬいて、太いひもを通す。
壁にくりぬかれた穴から中を覗いてみた。
くるまる
人・ものガ ものニ
山小屋で毛布にくるまって寝た。
お気に入りのバスタオルにくるまって、赤ん坊はすやすや眠っていた。
けがす
人・ものガ ものヲ
神を汚してはならない。
その発言で、心の中の大事なものを汚されたように感じた。
けがれる
人・ものガ
その本の中の言葉が、私のけがれた心を清めてくれた。
けしかける
人ガ 人ニ ものヲ
近所の悪ガキに犬をけしかけて脅かしてやったら、後で警察に怒られた。
不良にけんかをけしかけられたが無視した。
けちる
人ガ ものヲ
大事なところにお金をケチっては、いい家はできない。
うちの社長は細かいところでケチって社員からの評判を落としている。
けっする
ものガ ものヲ
雌雄を決するというが、メスとオスとどっちが強いんだ?
最後に勝敗を決するのは、お互いの気力がどこまで持つかだ。
けむたがる
人ガ ものヲ
ウナギを焼く煙を煙たがる人と、いいにおいだと喜ぶ人がいる。
田中主任は、主任のやり方に批判的な三木さんを煙たがっている。
けむる
ものガ
町は霧雨に煙っていた。 けぶる?
朝靄に煙る林の中を散歩した。
げんきづける
人ガ 人ヲ
試験に落ちた友達を皆が元気づけている。
彼女の歌を聴いて元気づけられた。
こさえる
人ガ ものヲ
子供が机に頭をぶつけ、こぶを作って泣いている。
妻が残業で疲れて帰ってきた。何かおいしいものをこさえてやろう。
こじあける
人ガ ものヲ
窓をこじ開けて中に入った。
この子のかたくなな心をこじ開けるにはどうしたらいいのだろうか。
こづく 人ガ 人ヲ
「このおかず、おいしくない」と言ったら、父に頭をこづかれた。
あいつ、生意気だなあ。頭をこづいてやれ。
ことづかる 人ガ 人ニ ものヲ
先生に伝言をことづかりました。
母に牛乳を買って買えるようにことづかって、駅前のスーパーに寄った。
ことにする 人ガ 人ト ものヲ
彼とは常に意見を異にする。前世で敵同士だったのだろうか。
立場を異にする相手と、基本的な問題で意見の一致を見たのは幸いだった。
ごねる 人ガ
あれこれごねてみたが、我々の言い分は通らなかった。
つまらないことでごねるな。
こびりつく ものガ ものニ
窓ガラスにたばこのヤニがこびりついている。だからヘビースモーカーの亭主はいやなんだ。
彼女に言われたことが頭にこびりついて離れない。
こびる 人ガ 人ニ
課長はいつも部長にこびたようなことを言う。イヤだイヤだ。
あなた、何となく皆にこびているんじゃない?
さきがける 人ガ 人ニ
世界に先駆けて超小型のコンピュータを製品化した。
ライバル会社に先駆けて新製品を開発する。
さげすむ 人ガ 人ヲ
あの人はいつも人をさげすむようなことを言う。
私は人にさげすまれてもしかたがない人間です。
さずかる 人ガ (人ニ/カラ) ものヲ
結婚して15年、やっと子供を授かった。
これは我が家の先祖が殿様から授かったという掛け軸です。
さびしがる 人ガ
娘が結婚するからって、そんなに寂しがるなよ。
留学中の娘が寂しがらないようにメールをたくさん出した。
ざわつく ものガ
会場の後ろのほうがざわついている。
ざわつく心を抑えて、試験問題に取り組んだ。
ざわめく 人ガ
突然の発表の後、人々はしばらくの間ざわめいていた。
したまわる ものガ ものヲ
今月の売り上げは、昨年同月の数値を下回った。
目標を下回らないよう、みんなでがんばろう。
じゃれる 人ガ 人ニ/ト
子猫が毛糸の玉にじゃれている。
姉の子どもとじゃれていたら、自分も子どもがほしくなった。
しょいこむ 人ガ ものヲ
大きな荷物をしょい込んでしまった。
責任・面倒を
しらける 人ガ
酒の席でそんなまじめな話をされるとしらけるよ。
みんなが楽しんでいるときに人をしらけさせるようなことを言いたがる人がいる。私だ。
じらす 人ガ 人ヲ
人をじらして楽しむなんて、悪趣味だよ。
じらされていらいらしてきた。
しわける 人ガ ものヲ
要るものと要らないものを仕分けて、はい、引っ越し荷物のできあがり。
政府の事業の中で、不要のものを仕分ける作業をしている。
すがる 人ガ 人ニ
すがる子どもの手を振り払って、母は家を出て行った。
おもちゃがほしいと母にすがって泣いた記憶がある。
すく透く ものガ
水の中がすいて見える。
湖の底まで透いて見えるほど透明度が高い。
すくむ (人の)ものガ
つり橋の途中で下を見たら、足がすくんで動けなかった。
同窓会で先生に小学生の時のいたずらの話をされ、身のすくむ思いだった。
すくめる 人ガ ものヲ
相手の男は肩をすくめてこう言った。
身体をすくめて飛んできたボールをよけた。
すだつ ものガ
そろそろ鳥のヒナが巣立つ季節だ。
うちの子どもたちが巣立つのいつのことだろう。
すねる 人ガ
ちょっと叱ったら、小さな娘はすねて部屋に閉じこもってしまった。
いい年をしたおばさんがすねても、かわいくないよ。
ずばぬける 人・ものガ
あの人の計算力はずば抜けていますね。電卓を使ってもかなわない。
ずば抜けた才能を持っていても、それを生かす道を見つけるのは難しい。
能力・技・美しさ・カンの鋭さが
すぼめる 人ガ ものヲ
何となく肩をすぼめて歩いていたら、彼女に出会って、「どうしたの?」と聞かれた。
小さな女の子が口をすぼめて、キスのまねをしていた。
ずりおちる ものガ
ズボンがずり落ちて困る。
歩いているうちに靴下がずり落ちてきた。安いものを買うとこうなる。
すわる据わる ものガ
あの社長さんはなかなか腹が据わった人だね。
彼は飲み過ぎだよ。目が据わっていて、恐いよ。
花びんがうまく据わらない。
ぜっする ものガ
比較を絶する偉大な業績です。 ?
せっぱつまる 人ガ
せっぱ詰まらないとやる気が起きないなんて言っていたら、とうとうやる気が起きなかった。
人間、せっぱ詰まったときにいいアイデアが生まれる、というのは本当だ。
せびる 人ガ 人ニ ものヲ
あのころは親に金をせびって毎日遊んでいた。
悪い仲間に金をせびられ、親の金をこっそり引き出した。
そくする即する ものガ ものニ
もっと現実に即した案を考えてください。
個別の状況に即して、問題点を解決していきたい。
そそのかす 人ガ 人ヲ
人にそそのかされて、つい悪いことをしてしまった。
人をそそのかすやつも悪いが、かんたんにそそのかされるお前もバカだ。
そなえる供え 人ガ ものヲ ものニ
神棚にミカンを供えて、さあ、お正月だ。
ある宗教では、いけにえとして羊を神に供えるそうだ。
そむける 人ガ (ものカラ)ものヲ
死体から思わず顔を背けた。
あまりの惨状に顔を背けざるを得なかった。
そらす反らす 人ガ ものヲ
体を反らしてボールをよけた。
彼は胸を反らして「どうだ!」という顔をした。 現実から目を逸らすな!
たかなる ものガ
高鳴る胸を押さえて、くじを引くと、、、残念。はずれ。
胸の鼓動が高鳴って、隣の人に聞こえるんじゃないかと一瞬思った。
たかぶる ものガ
今は、ちょっと気持ちが高ぶっていて、、、、すみません、話はあとにしてください。
すばらしい映画を見て、心が高ぶった。 ?
たかる 人ガ 人ニ ものヲ / ものガ ものニ
人に金をたかるお前らは、残飯にたかるハエと同じだな。
悪い奴らに金をたかられて、
たしなめる 人ガ 人ヲ
若い者をたしなめるしっかりした大人が少なくなったように思う。
いいかげんな仕事をして、先輩にたしなめられた。
たじろぐ 人ガ ものニ
相手の迫力にたじろいでしまった。
どんな相手が出てきてもたじろがないように気力を養わないと。
たたえる称える 人ガ 人・ものヲ
権力者をたたえる人々が広場に集まっている。
彼女の業績は不滅のものとしていつまでもたたえられるだろう。
たたえる湛える ものガ ものヲ
台風が去ったあと、池は満々と水をたたえていた。
目に涙をたたえて、若い母親は子どもを抱きしめた。
満面に笑みをたたえて、店の女主人が我々のテーブルに近づいてきた。
民族と国土への愛をたたえた偉大な音楽に、聴衆は熱烈な拍手で応えた。
ただよわす 人・ものガ ものヲ
あの女性は何かわびしげな雰囲気を漂わせていて、いいね。
事件の現場はまだ不穏な空気を漂わせており、群衆の警察を見る目は鋭かった。
たつ断つ 人ガ ものヲ
人と交わりを絶って、ひたすら思索にふけった。
探索の糸は、容疑者の死によってぷっつりと断たれてしまった。
たてつく 人ガ 人ニ
君ね、上司にたてついて出世できると思っているのか。
あいつ、長年面倒を見てやってる俺にたてつきやがって。ま、一人前になったということだ。
たなびく ものガ
たなびく雲の間から漏れてくる月の光がさわやかだ。
火葬場の煙が緩やかになびいている。あの人はもう天国に着いただろうか。
たびだつ 人ガ 所ヲ
明日は日本を旅立ってタイに向かう。
今夜の夜汽車で旅立つ私です。
だぶつく ものガ
製品が倉庫にだぶついている。明日から安売りでさばこう。
腹のまわりのだぶついて肉をどうやって落とすか。
たぶらかす 人ガ 人ヲ
昔はキツネが人をたぶらかすと信じられていた。
あいつは飲み屋の女にたぶらかされて、すっかり金を巻き上げられたそうだ。
たむろする 人ガ 所ニ
不良がコンビニの前にたむろしていた。
たやす 人ガ ものヲ
山小屋の夜は寒く、火を絶やさないように注意していた。
だらける
だらけた態度で練習をしていたので、厳しく注意した。
暑いからと行って、だらけた服装をしてはいけない。
たる ものガ
塩味が足らないね。もうちょっと塩を入れたら?
努力が足らぬ。
ちからつきる 人ガ
ここまでがんばったけれど、とうとう力尽きた。
35キロで力尽きて走れなくなってしまった。あと7キロ、完走したかった。
ちぢこまる 人・ものガ
そんな所で縮こまっていないで、外に出て運動しなさい。
外は雪、猫はこたつの上で縮こまっている。
ちなむ ものガ ものニ
郷土の英雄にちなんで子の名前をつけると言っても、サカモトリョウマはやりすぎだよ。
ちゃかす 人ガ 人ヲ
「マゴにも衣装」なんてちゃかさないでくださいよ。成人式なんだから。
ちゃかされて腹を立てた子どもは、
つかさどる 人ガ ものヲ
脳が人間の行動をすべて司っている。
神がこの世界を司っていると言う。しかし、なんて下手なんだ。
つく搗く 人ガ ものヲ
モチをつくにはこつがある。力を入れてもダメ。
つぐむ 噤む 人ガ ものヲ
口を噤んで何も言わなかった。
つづる 人ガ ものヲ
これまで生きてきた中で感じたことをつづってみようと思います。
小さな日記につづられた、小さな過去のことです。
つどう 集う 人ガ
週末には多くの男女が集い、楽しい催しが行われる。
つよがる 人ガ
強がるのはよせよ、と笑われた。
強がってもしょせんは女、たいしたことはないさ。
てっする 人ガ ものニ
安売りに徹して売り上げを伸ばしてきたが、少し無理が出てきている。
いたずらに工夫するより、今は正攻法に徹することが大事だ。
てばなす 人ガ ものヲ
財産を手放さなければならない事態になった。
かわいい娘を手放す時が来た。娘ももう40だものなあ。
てまどる 人ガ ものニ
入国の手続きに手間取って、空港を出たのは夜の11時だった。
手書きの文章をタイプで打ち直すのに手間取って、相手に渡すのが大幅に遅れた。
てわたす 人ガ 人ニ ものヲ
駅に出迎えに行ったら、大きなおみやげの袋を手渡され、家まで持って帰るのに苦労した。
宣戦布告の文章をやっと相手に手渡したとき、もう戦争は始まっていた。
てんじる 人ガ ものカラ ものニ
学者から企業経営に転じ、失敗した。
官僚から大学教師に転じる人がいるが、多くはどちらでも無能な人だ。
とうじる 人ガ ものニ ものヲ
晩年、私産を投じて地域の自然を保護し、郷土の偉人として名を残した。
船は海に錨を投じ、夜明けまでの漁が始まった。
とおざける 人ガ 人・ものヲ
自分の嫌いなことはどうしても遠ざけてしまいがちだ。
どうも彼女にと遠ざけられているような気がする。
どかす 人ガ ものヲ
庭の真ん中にあった大きな石を隅にどかした。
恐そうなおばさんに「どいて、どいて」と言われ、みんな脇にどかされた。
ときめく 人・ものガ
あこがれの人の前で、胸がときめいて何も言えなかった。
今をときめく権力者に対して、マスコミはただ追従するだけだった。
どく 人ガ 所ニ
ちょっと、通れないんだけど、どいてくれない?
祭りの行列が来たので、みんな道の両側にどいて行列を通した。
とどろく ものガ 所ニ
嵐が吹き荒れ、雷の音があたり一帯にとどろいた。
将軍の名声は天下にとどろいており、もはや敵対するものはなかった。
革命への期待に胸がとどろいた。
ともる ものガ ものニ
日が沈み、山のふもとの村に明かりがともった。
ぼんやりと明かりがともった家の中に何人かいるようだった。
どもる 人ガ
大勢の人の前に出て緊張すると、どうもどもってしまう。
どもらないようにと思うと、かえってどもってしまいがちだ。
どよめく 人・所ガ
そのニュースを聞いて、人々はどよめいた。
シュートが決まると、競技場全体がどよめいた。
なじむ 人ガ 人・ものニ
新しいやり方もいいけれど、やっぱりなじんだやり方がいいね。
つれてこられた子猫は、なかなか私たちになじもうとしなかった。
なびく 人・ものガ ものニ
白い雲が風になびいて、空を流れてゆく。
若い人たちが権力を持つ者になびいていくのは情けない。
なまる 人・ものガ
あの人の発音はどうもなまっていて、聞き取りにくい。
最近、運動していないので身体がなまってしまった。
ぬるむ ものガ
春になり、池の水が温んできた。
「水温む頃」って言うけど、いつ頃のことなの? 地方によって違うよねえ。
のける 人ガ ものヲ 所ニ
机の上のがらくたを横にのけて、パソコンを置く場所を空けた。
さしあたって使わないものはのけて、最低限要るものを選びだそう。
のろう 人ガ 人・ものヲ
互いに相手を呪って、その呪いでどちらも死んだ。
呪われた家系だなんて言われてもねえ。インチキな宗教にお金は出しませんよ。
はぐれる 人ガ 人ト/ニ
デパートで親とはぐれてしまった子どもが泣いている。
はぐれないように手をつないで人混みの中を歩いた。
はじける ものガ
たき火の中の木の実がパチッとはじけた。
新人俳優たちのはじける若さが存分に生きた映画だった。
はなつ ものガ ものヲ
放たれた矢と言葉は元の所には戻らない。失言に気をつけましょう。
王は反乱軍の指導者に刺客を放った。
はばかる 人ガ ものヲ
その先生は、辺りをはばかることなく、大きな声で話し続けた。
関係者の前であることはばかって、当たり障りのない話に終始した。
はらむ 人・ものガ 人・ものヲ
どうやら彼女ははらんでいるらしい。
風をはらんだヨットの帆が目にまぶしい。
小説の出だしから緊張感をはらんだ文章で、先を読み続けたいと思わせる。
ひかれる 人ガ 人・ものニ
この絵に何か強く惹かれるものを感じる。
あなたは彼のどこに惹かれたんですか。
ひるむ 人ガ ものニ
「何が起こってもひるんではいけない。前に進むのみだ」と、将軍は後ろで言う。
ふうじる 人ガ ものヲ
この手を封じられては、なすすべもない。完敗だ。
相手の得意な技をどうやって封じればいいかを考え続けた。
ふやける ものガ
牛乳に浸したパンがぐにゃぐにゃにふやけていた。
こんなに暑くては、脳みそがふやけてしまいそうだ。
ふらつく 人・ものガ (所ヲ)
ビールを二本飲んだら、足がふらついてまっすぐに歩けない。
気持ちがふらつかないように、しっかり決心したつもりだったが、まだ迷いがある。
なんと言うことなく、あたりをふらついて来たら、何となくやる気が出てきた。
ぶらつく 人ガ 所ヲ
ちょっとその辺をぶらついてきます。
見知らぬ町をぶらついていると、思わぬ発見がある。
約束の時間までまだ少し間があったので、あたりをぶらついて時間をつぶした。
べたつく ものガ
足の裏がどうもべたつくと思ったら、靴下にご飯つぶが付いていた。
べたついた態度はよしなさい。みっともない。
へつらう 人ガ 人ニ
人にへつらってばかりいるイヤなやつだ。
まわりの部下にへつらわれていい気持ちになっている上司って、え? おれのこと!?
ほうっておく 人ガ 人・ものヲ
宿題を放っておいて遊びに行った。さすが我が子だ。
私のことは放っておいてくれ。
そんなやつ、放っておけよ。
ほぐす 人ガ ものヲ
刑事は、絡まった糸をほぐすように、込み入った人間関係を調べ上げた。
家に帰ると、愛犬が飛びついてきて一日の疲れをほぐしてくれる。
ほぐした魚の肉をご飯に載せて、我が家の猫様のお食事の始まりだ。
ほぐれる ものガ
マッサージをしてもらうと、凝り固まった肩の筋肉がほぐれていくのがわかる。
話し合いを続けるうちに、両者の対立した感情が次第にほぐれてきたようだ。
ほしがる 人ガ ものヲ
赤ちゃんがミルクをほしがって泣いている。
「ほしがりません。勝つまでは」というのは、戦時中のスローガンだそうだ。
ほそめる 人ガ ものヲ
祖父が目を細めて孫をあやしている。
ほっする 人ガ ものヲ
自由を欲する人々が新しい政府を打ち立てた。
あのころ私は何を欲していたのか。地位か、名声か。
ぼっする 人・ものガ
日が西の水平線に没しようとしている。
日が昇る所の国の王が、日が没する所の国の皇帝に手紙を出した。元気ですか、と。
彼は多くの仕事を成し遂げ、1912年に60歳で没した。
まみれる 人ガ ものニ
汗と泥にまみれて働いた。
まよわす
ものガ 人ヲ
彼の言葉が私を迷わせた。
株の一時的な上昇が人々の心を迷わせた。
むかつく ものガ
胃がむかついて何も食べられなかった。
ああいう、むかつくことを言われると、頭にくる。
めぐらす 人ガ ものヲ
定年で退職した日、これからの人生をどう生きるか、思いを巡らせた。
めとる 人ガ 人ヲ (ものニ)
金持ちになった彼は、かわいい妻をめとって幸せに暮らした。
こういう事情で、その娘を妻にめとったのだが、いや、それが大間違いだった。
もたつく 人・ものガ 遅れる
かたづけ作業がもたついていて、なかなか進まない。
我々年寄りがもたついて、全体の足を引っ張っているようだ。
進行・準備・演技が
もてあます 人ガ 人・ものヲ 困る
団長は勝手なメンバーをもてあましている
我々夫婦は頑固な娘をもてあましている。誰か引き取ってくれないか。
大量の売れ残りをもてあました店長は、とうとう9割引で売ってしまおうと考えた。
やつれる 人・ものガ 疲れる
彼女は苦労したらしく、やつれた顔をしていた。
二十年ぶりにあった彼は、ずいぶんやつれて見えた。
やられる 人ガ ものニ やる
フグの毒にやられたらしい。もう少しで死ぬところだった。
敵の策略にまんまとやられ、陣地を失った。
敵に 狙撃手に うまく 巧みに
やわらげる 人・ものガ ものヲ
彼女のそのことばで、相手は態度を和らげた。
もう少し照明を和らげてください。
ここの部分、表現を和らげた方がいい。
ゆがめる 人ガ ものヲ ゆがむ
苦しそうに顔をゆがめていた。
彼らは、事実をゆがめて報告していたらしい。
ゆがめられた真実を明らかにしていきたい。
私の発言が意味をゆがめられて伝えられている。
ゆだねる 人ガ 人ニ もの・文ヲ 任せる
この問題の処理は委員会にゆだねたいと思います。 処分・処置を
彼の処分をどうするかは私の判断にゆだねられた。
よぎる ものガ 所ヲ 通る?
ある記憶が頭をよぎった。 いやな予感が胸を 思い
樹間をよぎる風?
よじれる ものガ
ひも・ロープ・糸がよじれている
紙の端がよじれている
よどむ ものガ
水の流れが止まっていて、よどんでいる。
部屋の空気がよどんでいて、息苦しい。
よどんだ雰囲気の中で、話し合いが続けられた。
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